2022年9月11日日曜日

FUJIEDA HIFUKU JELADO Age of Longing Black Tag 407EXX "JP94407E" Part1



このコーナーではお馴染みになりつつある藤枝被服。
つい先日よりジェラードの新作ジージャン"407EXX"の縫製がスタートしましたので、様子を伺いにお邪魔してきました。

生地はここ2年ほど予想を遥かに上回る支持を得たラストリゾートデニムのニューバージョンである黒タグシリーズ。
白タグとはまた全然違った表情の魅力的なデニムを使用し、ジェラード初となるファーストタイプのジージャンになります。
白タグより色が濃く表情もムラ感の強いしっかりとした縦落ちが見られそうなデニムです。

今作は最近のジェラード人気の影響もあり、工場の規模に対してかなり多めのオーダーが入ったようで、結構な日数をかけての制作になるようです。
今回は主に前身頃、ポケットフラップの生産工程でした。

アロハデイでも素敵なアロハ姿を披露してくれたお母様がいつもの定位置で前身頃のアイロン掛け等々行っておりました。
裁断された生地が多数並んでいますが生機ならではの生地端の反り返りが見て取れます。
これによって裾のいわゆる四つ巻き等、独特のアタリが出る一つの要因ともなっています。
私のような素人はプロの裁断屋で裁断された生地なので型紙通りになっているのかと思いきや、まとめてたくさんの裁断をするのでやはりどうしても多少の誤差が出ているようです。
これを画像でもあるように一枚一枚再度型紙に合わせ、その数ミリ程度の誤差をハサミで切って全て同じ寸法になるように微調整をするようです。
このひと手間、と言ってもかなりの数量なのでひと手間とは言えないくらいの手間がかかっており、慣れない私は見ていてうんざりするような細かい作業です。
しかしながらこの手間を惜しむかどうかが仕上がりの個体差や着心地に影響してくるのでしょうから、この細かい作業をしっかりと当たり前に行っているとの事でした。

プリーツのアイロン掛けも簡単そうにやりますが、端をつまんで反対側まで均一な寸法で当てるのはかなり難しいと思います。
「やってみる?」と言われ興味はありましたが、余計な手間をかけさすのが目に見えるので今回は遠慮しておきました。

そしてポケットフラップのステッチもかなり後藤代表が細かく拘ったようです。
もう少しだけ角を取ってとかあと少し粗めにとかフラップだけで何度もサンプルを上げたようです。

今回はこれくらいの工程でしたが、また次回の工程もリポートしたいと思いますので、どうぞご期待下さい!

昼は矢掛町中心部の洋食屋"松月"でセットと中華そばをご馳走になりました。
それにしても前回のアロハデイブログを見たお父様からもう少し男前に撮ってくれと注文をいただいたので無理を承知で頑張ろうかと思いましたが、今回は現場におられませんでした。
次回は頑張ります。

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