DELUXE WARE (デラックスウエア)のデニムシャツ"7650"をアップしました。
展示会後のお客様からの反応も一番良く、個人的にも非常に楽しみにしていたアイテムです。
国内流通の少ないアメリカメンフィス産コットンを使用し、旧式シャトル織機によりそれぞれ右綾、左綾で織り上げた「乾いた表情」を覗かせる8オンスデニム。
この「乾いた表情」を表現する為に、通常のコットンより毛羽立ちが少なくサラッとした感じのメンフィスコットンを使用しています。
糸の形状から企画された紡績、この表情を出す為の染料を使用したロープ染色。
綿花、紡績、染色と三段階の深い企画によりこのデニムの表情は生み出されています。
画像ではなかなか伝わりにくい部分もあるかと思いますので、是非とも店頭にて生地感をご覧いただきたいと思います。
タイプAは4色、タイプBは2色のプリントが施されていますが、タイプAはアイボリーとレッドが着色抜染(抜染+染込み)、ブラックとネイビーがオーバープリント。タイプBはアイボリーが着色抜染(抜染+染込み)、ネイビーがオーバープリントと同モデル内でもプリント方法を変えています。
これは着込んでいった時の色落ち感を均等にする為の工夫で、濃い色を着色抜染するとそこだけが濃く残るおそれがある為、わざわざこのような方法を採用しています。
各年代によって当然、デニムの生産方法も違いますが、こちらのモデルは"50s DENIM"と銘打たれた1950年代のデニムをイメージして企画生産された生地になります。
ちなみに人気定番の10.5オンスデニムシャツ"7640"は1940年代頃の某メーカーのジェルトデニムを再現したものです。
襟、カフスは中に共生地を挟み込んだ3枚生地の仕様。
芯を入れると襟の動きが出にくくなるので、強度も出しながらパッカリングも出すという仕様で、1930年代頃には既に採用されていた仕様だそうです。
メタルボタンは今までの物と形状が違い、裏にブランドネームが刻印された雰囲気抜群の物になります。
一般的には右綾の方が色抜けが出やすいので、ガンガン着込んで経年変化を楽しみたい方はタイプA、左綾は色抜けはゆっくりめで縦落ちは出やすく、表情のキープが長いのが特徴なので、じっくりと縦落ち感を楽しみたい方はタイプBがお勧めですが、正直両方欲しいです。
シルエットも品のあるタイト感。
7640と比べるとこちらの方が着丈はやや長く、身幅は細い作りになっています。
ジーンズを始め、デニムがお好きな方は非常に多いと思いますが、このデニムシャツは見逃せませんよ!
・デラックスウエア デニムシャツ 50sDENIM 4CHECK 7650A ¥18,690
・デラックスウエア デニムシャツ 50sDENIM 2CHECK 7650B ¥18,690
今回は社長にいろいろとお伺いしたのですが、いつも非常に勉強になる話が聞けてとてもハッピーです。他メーカーの普通の担当営業の説明ではここまで深い話は、なかなか聞けませんので。
その中で、以前からこういうのがあったらどんな感じになるのかなと個人的に疑問に思っていた一般的にはないデニムの撚りと織り(綾)の生地についての話などもあり、今後にますますの期待がかかります。
これからも他メーカーがなかなかやらないような拘った面白い企画を出していってもらいたいものです。
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