2013年4月13日土曜日

TCBにて vol.8


TCBでのジーンズ制作、第8回目。

まずはジーンズを裏返し、台に入れアイロンで耳を割り、それから、前回作ったベルトループをハサミで8.5cmずつに切っていきます。
仕上がりが6.5cmと上下縫い代がそれぞれ1cmずつ。



そして前回は帯と身頃を付けるところまでだったので、今回は帯の上部分にステッチを入れていきます。
そこを縫いながらベルトループを仮止めするいわゆる"バンザイ縫製"からの最後はV字ステッチです。



次は仮止めしたベルトループにカンドメを打ちます。
だいぶ前の悪夢の隠しカンドメ以来でしたが、当然いつの間にか上手くなっている訳はなく、やはり下手糞でした。
一応止まりますが、思ったところに綺麗に打てず、定規で仕上がりの6.5cmを確認しながらするのですが7cmになったり・・・



そしてトップのボタンホールは先日オーバーホールが完了したばかりのリースの104で。
リースのミシンについては以前、ウエアハウスのリーのモデルで使用していた時に、また別の児島の詳しい方からお聞きしたシンガーとの違いなどにも興味深い話があります。
ミシンの構造の違いからくる生産性の違いやシンガーが持つ特許における内部パーツの違いなど。
そしてリーバイスは8,9割がシンガーを使用していたのに対し、リーは8,9割がリースを使用しており、更に40s以降のリーはほぼリースを使用しているとの事です。
ジーンズを深くみていくと、やはり当然ミシンの進化と歴史を見ていかなければならないのですが、私は販売員なので、とりあえずそれはもう少し時間の余裕が出来てからで良いのかなと思いますが、興味ある方は一緒に勉強しましょう。



そして裾上げをしてこの日は終了でしたが、慣れているはずの裾上げもミシンが違う為、やりにくくてちょっと失敗してしまいました。
裾上げに限らず他のミシンもそうでしたが、車やバイクなどと同じく特に古いのは余計になのか、それぞれの癖が強く、やはり店にあるマイミシンが一番可愛いです。
後はボタンとリベットの付属を付けると完成です。
もうすぐです!






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