2019年4月18日木曜日

デラックスウエア ジーンズ


デラックスウエアの定番ジーンズ4モデルが揃いました。
先日ご紹介した新作のデラックスウエアのジーンズ"DX077A"に続いて、既存の定番モデルもあらためてアップし直しましたので、よかったら再度ご確認下さい。
一見、よくあるレプリカジーンズですが、村松さんは独自の仮説に基づいて、細かい色々な企画を盛り込んでいます。
巻き縫いの幅が通常ではない6.9mmだとか、ロープ染色の染料に油煙墨を入れるとか、緯糸を染めてみるとか、ボサの出ないリベットとか、生地を織り上げた後にオーブンで焼くとか。
もちろんそれぞれ村松さんなりの理由があってわざわざ行っている仕様ですが、今までにもリリースされる度に、村松さんにお話をお聞きした面白いディテールがふんだんに詰まっています。
6.9mmの話は一番最初にリリースされたDX076の時なので、もう何年も前ですが、久しぶりにあらためてその話も伺ってみたところ、以前伺っていた「ヴィンテージを見ていると6.9mmの幅が多い気がするんですよね」といった話に加え、私などの浅い知識だと一般的にはユニオンの358で巻いているとレプリカ的には合格(別にユニオンでなくても全然構いませんが)といった感覚を持っていますが、村松さんは当時のリーバイスはシンガーで巻いていたのではないかと思うんですといった話もいただきました。
そこで若いヴィンテージと縫製が好きな奴にその話をふると「シンガーで巻きなんかあるんですか」と返ってきたので、かなり詳しい私の最初の先生に話をすると「大いにあり得るよ」との返答。
後のブラザーやジューキの巻きミシンはこのシンガーをベースに作られたとか、そのブラザーの黒を持っているとか色々と話が出てきました。
ただやはりそのシンガーにも6.9mmのゲージはないとのこと。
まあいいじゃないですか。
それによってまたジーンズの面白い話が広がったので。
今では古いミシンでジーンズを作るのは割とやっている人も増えましたが、この先生は20年以上前から古いミシンを集めてゴソゴソとやっていて、15年くらい前に先生のガレージでたくさん並べられた黒のミシンを見て、初めてミシンの格好良さを実感させられました。
先生は、Leeのレプリカで必要とされる稀少なユニオンのインターロックも自身のブランドの量産で稼動させているけど、レプリカメーカーではないので、全く大袈裟にうたっていません。
話がだいぶ逸れましたが、先生曰く、ただレプリカを作るのではなく村松さんのような、色々とそんな妄想が出来る人が、新たないいものを生み出すんじゃないかと。
巻きの話で長くなったので、今日はこれくらいにしておきますが、各部こんな話が色々とあります。
とにかく現状、デラックスウエアの定番ジーンズがサイズもほぼ揃っているのでご覧下さいという事です。
生地感にしろシルエットにしろ画像では全く分かりませんので、是非店頭で、デラックスエア渾身のジーンズを体感してみて下さい。
宜しくお願いいたします。



・DELUXEWARE (デラックスウエア) ジーンズ DX077A "ORIGINAL JUST STRAIGHT" インディゴ・ワンウォッシュ ¥23,544
・DELUXEWARE (デラックスウエア) ジーンズ DX076A "ORIGINAL JUST STRAIGHT" インディゴ・ワンウォッシュ ¥23.544
・DELUXE WARE (デラックスウエア) ジーンズ DX056A "1950s STANDARD STRAIGHT" コールインディゴ・ワンウォシュ ¥27,864
・DELUXE WARE (デラックスウエア) ジーンズ DX066B "1940s ORIGINAL PIPED STRAIGHT" インディゴ・ワンウォッシュ ¥25,704


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