TCBにて vol.5

TCBでのジーンズ制作、第五回目。
今回はイメージ的にややこしそうな小股や前立てなどのフロント周り。

まずはボタンホールです。
ダダダダダッと縫う感じが、前々回苦戦を強いられたカンドメの雰囲気と似ており、何となく嫌な予感がしたのですが、思っていたほどの苦戦もなく完了。

そして小股は約15年疑問に感じていた事がある部分でもあるので、いろいろと社長の解説をお聞きしながら、いろいろなメーカーの話も織り交ぜながら楽しく時間が過ぎていきましたが、なかなか理解は難しかったです。

今回もボタンホールの表裏の向きについて一つ謎が。
元々ワークウエアからスタートして、アメリカ人の気質も合わされて作られたビンテージの仕様と、丁寧な綺麗な日本的な作り方をした場合の仕様との違いというのが、いろいろな箇所で見られるのですが、その中でも縫っていく中で、明らかに理解出来る仕様の違いと、長年縫製をされている方でも何故そうしているのか分からない仕様などもあり、とても興味深いです。







一応、前後が完成したので、次回はそれを縫い合わせです。