前回の隠しカンドメの大苦戦から今回は更に苦戦が予想される巻縫いでした。
昨夏、
TCBにお伺いした際に少しだけ体験させていただいていたのと、また別の縫製をされているお客様から巻縫いの難しさをお聞きしていたので苦戦は覚悟の上。
まずは余った生地で練習です。
何回目かであっさりうまくいったので、いけるかなと思いきや、そこからが本当の試練。
調子を崩し、全くうまくいかずパンクしまくりです。
時間も押し迫る中、約二時間練習し、何とかパンクせずに巻けるようになったので、いざ本番へ。
ヨークと後身頃の巻縫いをしたのですが、後身頃の左側が僕が巻いたもので右側が社長が巻いたものです。
左側はヨークと後身頃の明らかな生地のズレが。
当然裁断された生地は同じ長さだったものが、たったあれだけの距離を縫うのにあんなにもズレが出てしまっています。
何とかパンクはせず巻けましたが、まあこんなもんですかね。
尻ぐりは更に難しいとの事なので社長が巻いています。
大変貴重なユニオンスペシャルの35800で巻かせていただいたにも関わらず、それをかみ締める余裕はなく、パンクしない事で精一杯でした。
貴重な体験と共に社長とのジーンズにまつわる、またそれ以外の会話も楽しみの一つなのですが、今回は帯先裏のチェーンステッチについて興味深い話を聞かせてもらいました。
以前から他の方との会話の中でもよくあるのですが、帯先にしろ小股にしろ、いろいろ細かく検証していくと、やはりウエアハウスは改めてすごいメーカーだなと思わされる事が多くあります。
一応、後ろ身完成です。
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